青少年のネットトラブル防止大作戦

青少年のネットトラブル防止大作戦

青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境づくりを進めるため、関係機関とのより一層の連携強化や保護者等への啓発に取り組んでいます。  

人とつながるオフラインキャンプ

県立いえしま自然体験センターにおいて、日常生活でのネット利用を見直したい県内青少年を対象に、ネットから離れて自然体験等を行うキャンプを実施します。

スマホサミットinひょうご  

青少年のネットトラブル防止大作戦」の集大成として、「スマホサミットinひょうご」を開催します。

青少年愛護条例の普及啓発

青少年の性を売り物とするいわゆるJKビジネス(有害役務営業)への対応のために改正した青少年愛護条例に基づき、青少年がJKビジネス等に関わらないよう、青少年のネット利用対策とともに周知・啓発を進めています。

最新のお知らせ

事業について

様々な実施主体が連携・協働した県民運動に 

青少年本部では、関係機関や団体などとの連携・協働のもと、平成26年度から、喫緊の課題である青少年のインターネット利用対策を重点事業に掲げ、「青少年のネットトラブル未然防止大作戦」(平成28年度~「青少年のネットトラブル防止大作戦」)として県民運動を展開しています。 その推進体制として、兵庫県立大学の竹内和雄准教授を座長とし、県警、教育委員会、医療機関、青少年団体、PTA協議会、県、青少年本部などで構成する同大作戦推進会議を設置。小中高校生による先進事例発表や公開討論会、アンケート結果報告、「ひょうごスマホ宣言」発表などを行う「スマホサミットinひょうご」の開催につなげ、先進的な取り組みとして県内外から注目されています。

ネット社会の有害性から青少年を守る環境づくり

ここ十数年の間、めざましく進展したケータイ・スマホに代表される新しいメディアの出現は、テレビや新聞、雑誌といったこれまでのメディアにはない新しいタイプの「有害環境」「有害情報」を青少年にもたらしています。このようなネット社会から青少年を守るため、法・条例による規制や事業者の自主規制などの環境づくりとともに、大人の理解と子ども自らのメディアリテラシーを身に付けるための学習や啓発活動が展開されています。

日常生活でのネット利用を見直したい青少年への対応 

令和元年度、県内小学4年生~高校3年生を対象とした県の調査では、10.3%の青少年にネット依存の疑いがあることがわかりました。それら青少年は、長時間ネットを利用する傾向が顕著で、夜更かし、ネット上でのトラブル、有害サイトへのアクセス、ネットで知り合った人と実際に会ったことの割合も高く、様々なリスクを多く抱えている状況が明らかになりました。このような中、ネット依存の実態や危険性、脱却方法などを調査・ 研究し、その成果を広く啓発するため、日常生活でのネット利用を見直したい県内の青少年を対象に、 ネットから離れて自然体験などを行う「人とつながるオフラインキャンプ」を県立いえしま自然体験センターで実施しています。

第4回目(令和元年度)のキャンプでは、 青少年がリアルの生活で抱えている様々な問題が原因となってネットに逃避しており、リアルの問題が大きいほど、ネット依存が深刻である実態が判明しました。 また、依存の要因も、動画やゲーム(コンテンツ依存)やSNS(ソーシャルメディア(つながり)依存)に加え、それらが複合したものなど多岐にわたっている状況も見受けられました。 今後、このような分析、検証をさらに進めながら、青少年が安全で、安心してネットを利用するために、どのような取り組みを展開していくべきかを検討する必要があります。 また、令和元年度現在、同推進会議には医療機関やマスコミ等新たなメンバーが加わっており、青少年のネット依存に関する専門的な知見や広報啓発を強化しています。