ひょうご青少年憲章の普及・啓発
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事業の歩み
「兵庫県青少年信条」と 「児童憲章」を県民運動で
昭和 42 年、青少年の健全育成に向け、 県民の総意を結集して県民運動を展開し、 実践するために組織された青少年育成兵庫県民会議において、県下 18 の青少年団体が自らの発意によって「兵庫県青少年信条(五つの誓い)」を提案し、採択されました。
昭和 43 年、県は各部局にまたがる青少年施策を総合調整する青少年局を設置し、「若い力を正しく伸ばそう」をスローガン に、青少年自らの実践目標である「兵庫県 青少年信条」と「児童憲章」の趣旨徹底を 図る県民運動を青少年育成兵庫県民会議とともに展開しました。
「兵庫県青少年憲章」を制定
県と青少年育成兵庫県民会議は昭和 58 年 6 月 27 日、深刻化する青少年非行、家 庭内暴力に対処するため、青少年の育成指針となる「兵庫県青少年憲章」を制定しました。
青少年の規範意識を高め、しつけに対する県民意識の醸成を図る「社会のしつけ運動」 の一環として、青少年の望ましい姿と、家庭、学校、地域社会、行政の役割をそれぞれ打ち出し、注目を集めました。
同憲章では、青少年の目標に「自分には 厳しさ、他人には思いやりを持とう」「困難やざ折を乗り越えるたくましさを」などをうたっています。家庭については「過保護、 過干渉、放任」をきびしく戒め、「過剰な 期待をつつしみ、個性を伸ばす」ことを求 め、学校には「教師は常に研さんに努め、 強い使命感、豊かな人間性、すぐれた指導力を持つ」ことを望んでいます。さらに地域 社会には「勤労青少年の職場環境整備」など企業の社会的責任を強調。行政は「調査、研究と実態把握に努め、情報提供と適切な相談」の実施をうたいました。
平成 12 年に新憲章を制定
兵庫県青少年憲章が制定され 10 数年が 経過し、少子・高齢化、国際化、高度情報 化の急激な進展、さらには大人社会の価値観の多様化などで青少年を取り巻く社会環 境は著しく変化し、青少年の規範意識や行 動に影響を及ぼすようになりました。
また、平成 9 年の“須磨事件”などを契 機とした県民の子育てへの不安や迷いに応 えるため、「ひょうごの子育てを考える県 民フォーラム」を県下全域で展開。「青少 年をはじめ、家庭、学校、地域、行政のあ り方を今一度見直し、社会全体で取り組む 必要がある」などの意見が多くありました。
そこで、フォーラムでの意見や近年の時代潮流を踏まえ、新兵庫県青少年憲章制定県民会議と同起草委員会が兵庫県青少年憲 章の見直しを図って新憲章をとりまとめ、 平成 12 年 3 月に制定を宣言しました。
(「創立50周年記念誌」より)